綾杉の酒蔵開きで 酒造りの見学とか試飲とか。
福岡市の住宅街に綾杉という酒蔵があります。
先月はその綾杉の酒蔵開きに行きました。
もうすぐ「蔵開き」!(綾杉BLOG)
小雨でちょっと風が強くて行くのを迷いましたが、友人とも事前に約束をしていてお互い綾杉の蔵開きには行ったことがなかったので、せっかくなので行くことにしました。
現地に行ったら、新酒の試飲に長い列ができていました。
綾杉|福岡の銘酒(あやすぎ)(綾杉公式サイト)
試飲では綾杉上撰というものを頂きました。ほかにも頂きましたが、清酒がメインで辛口のものが多かったように思います。女性もたくさんきていました。友達は古酒を飲んでましたよ。
にぎわう会場でうろうろしていたら、蔵の男性の方に「ちょうどこのあと11:45から2階で仕込みや酒造りの説明を行いますので、ぜひご参加ください」と声を掛けていただきました!こういうフィールドワークは大好きなので、喜んで参加しました。
綾杉さんでは、いまは竹下での仕込みはされておらず、筑後のほうでされているそうです。いま竹下の酒蔵では瓶詰めなどの工程を主にされてます。そっかー。
昔は、天神のほうにあったそうですね。それで天神が整備されたために竹下に移ったとのこと。綾杉の名前は東区香椎の御神木「綾杉」からきているそうです。
お酒が発酵する音は、日に日に激しくなっていき、ブチブチというそうです。その音を録音したいなぁと思いました。生きてるって感じがしますね!
酒造りのしくみを勉強し、それから説明の男性によれば天神の「酒のぎゃらりぃ綾杉」では、金曜の夜に角打ちTIMEを設けているそうです。女性でも気軽にJAZZが流れる店内で日本酒を楽しんでほしい、という願いからだそうです。竹下だと中心地から離れてますが、天神でお勤めしてる女性が お仕事帰りに友人や同僚とフラッと行くのに「酒のぎゃらりぃ綾杉」は ちょうどいいですね。(お店の感じを見た限り、一人で行っても大丈夫そうです。)
この日は特別に屋上も開放してあり、細い階段を昇ってあがりました。風が強かったので長くはいられなかったけど、ここから眺めたらこういう景色なのかーって見ました。
このエリアは川沿いが整備され、いまは緑が敷かれて遊歩道などができています。
実は昔、私の祖父母の家がこのあたりにありました。家の裏の土手で、つくし採りや、よもぎ採りをしたことを覚えています。
20年近く前に立ち退いたので、祖父母の家は取り壊されもうありません。「このへんにあったなー」っていうのは、土手の大きな木が目印です。
そういえば酒蔵ではお手洗いに行きたくなって、トイレを探したら、トイレの場所を示す矢印の向く方向は民家の入り口で、恐る恐る入ると、どうやら酒蔵の方のご自宅の玄関でした。お手洗いをお借りしました。ありがとうございました。
玄関には香椎宮の紋というんでしょうか?香椎宮ゆかりの布が額に入って飾ってありました。香椎宮は私も好きな神社です。「おおお」と勝手に親近感が湧きます。
酒蔵開きのあとは、少し蔵から離れ、川を渡って歩いたところに美味しいお蕎麦屋さん「春月庵」があり、そこで暖かいお蕎麦を食べて解散しました。
普通にお店に入れるかと思ったら5組以上のお客さんが外で待っていて、私たちも名前を書いて待ちました。だいぶ待ったのでお腹が空きました…。
品のよい味で、スルスル食べられましたよ。時間帯によっては、何玉も食べられるようです。サービス精神旺盛ですねー!
家に帰って、改めて綾杉さんについて調べたら、見学の説明をして頂いたのは酒蔵の9代目社長でした。
やっぱり行ってよかったです。とても分かりやすい説明を、ありがとうございました!