にょ!

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    地域の防災訓練に参加してきました。避難袋やAED、怖がらずに触れますか?

    こんにちは、ともにょです。先週末、地域の防災訓練に参加してきました。

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    地域を管轄している消防署からの指導で、公民館で行われました。訓練の内容は、避難袋からの脱出訓練、消火器訓練、心肺蘇生訓練、AEDの使用などの実践です。訓練に参加したのは地域の中学生を含めた20人程度でした。

    避難袋での脱出訓練

    まずは避難袋を使った脱出訓練です。最初は参加者のうち何名か救助袋を使って2階建ての公民館から1階(屋外)に降りよう、という予定でしたが、せっかくの機会なので全員滑り降りましょうということに。 

    結構高さがあってそのまま垂直に降りるのは怖い、という感じでしたが、中学生が率先して滑り降りたので、スムーズに訓練できました。大人達も滑り降りました。手を上げて滑り降りると、本当にほぼ垂直に下に落ちるのですが、筒状の袋は中でらせんを描いていて、体がくるくる回りながら落ちました。避難袋との摩擦でスピードも出ないので、思っていたよりゆっくり降りるように感じました。先に避難した人がまだ筒に入っている状態で次の人が慌てて逃げると、怪我の原因となるので、下に人がいないことを確認してから降りるように指導されました。

     

    消火器訓練

    次は消火器訓練です。火を確認したら近くのひとに「あなた(指差し・名指しなどで一人を指す)119番してください」と言ってから自分は消火器を運ぶ。

    消化剤はだいたい15秒しか持たないそうです。

     

    消火器の動作はピ・ノ・キ・オで覚えるように言われました。

    ピ・・・ピンを抜く

    ノ・・・ノズルを(下から)はずす

    キ・・・気持ちを落ち着かせる

    オ・・・押す

     

    中学生も最初は名指しすることを恥ずかしがっていましたが、声を出してみんなで練習しました。とっさにピノキオが出てこなくても、使い方は消火器本体に書いてあるのでそれを落ち着いて読めば大丈夫だそうです。そうですよね、私も火や煙があがっていたらピノキオなんて忘れそうです。

     

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    心肺蘇生は、昔、訓練で練習したことがありましたが、ちょっと忘れているので再確認という感じでした。だいたい1分間に120回程度、胸部圧迫を繰り返しました。まず、優しく呼びかける、大きく呼びかける、呼吸を確認、通行人に救急車を依頼、AEDを依頼、心肺蘇生、AEDの使い方に関しては初めて実践しました。音声ガイドに従って電極シートを胸部に貼り、周囲と自分が急病人に触れていないことを確認してからスイッチを押すというものでした。

    ペースメーカーがあるひとはその場所を避けて貼る、汗などの水分は拭く、胸毛は剃る、服はハサミで切る、AEDのあとも心肺蘇生を繰り返す、救急隊員と交代するまで心肺蘇生を繰り返す、という一連の動作を、何度も繰り返して実践しました。心肺蘇生のとき、私は髪が長いので結んでいたのですが、どんどん髪が乱れ、息も上がりました。

    (翌日、二の腕が筋肉痛になっていました、情けない・・・)

    訓練を終えて 

    急病人が出て、呼吸や脈がないとき、とっさに行動できるかどうか。

    訓練でAEDを触ったことがあるかないかで、自分にできることが変わってくると思います。何より大事なのは、心肺蘇生に関して、助ける側がなにも怖がることはないということです。もう心臓が止まっているんだから、あなたがその人を助けようしたことでそれ以上悪くはならないと。助ける側に過失はないと。だってもう心臓が止まってるんだから。だから怖がらないで、どうかやってくださいと。救急車が到着するまでに周囲・家族が処置をおこなったかどうかで、生存率が明らかに変わっていました。とても貴重な訓練だったと思います。またこういった機会があれば参加したいです。