油井さんの講演@九大伊都キャンパス椎木講堂
もう昨年の話になりますが、九州大学の伊都キャンパスへ 油井宇宙飛行士の講演を聞きに行ってきました。
実はもうブログに書いていたつもりだったのです。1年前のお話です!
~2016年 9月22日~
木曜日。祝日でお休み。
シャワー、水槽の水替え、植物へ水やり、お茶とコーヒー作り・・
色々やって7時に夫を起こし、洗濯機をまわし、着替えて出発。最寄り駅でおにぎりを買って ICカードにチャージして博多まで。
博多から地下鉄で西の方角へ移動します。
一旦 姪浜のホームに降りて、接続電車を待ちながら おにぎりを食べ、 学研都市にて下車。9:26のバスに乗って、ビッグオレンジで降りて 椎木講堂へ歩く。
この日は、事前申し込みをした人が優先で、座席に余裕があれば当日も受け付けますという案内でしたので、一か八か、早めに家を出て、行ってみよう!となったのでした。
まだ30組くらいしか並んでない当日受付の列に並びます。おお。入れそうな予感!というか確実に入れる!
しばらく待った。
椎木講堂の吹き抜けの天井。
式典の準備中。紅白!
受付が準備されて10:30に事前受付組が先に中に入り、続いて当日受付が入る。まばらになったときに撮った。
ホールに入ると、余裕で前のほうへ行けました。
講演が始まったら撮れなくなるから、明るいうちに撮りました。こんな感じ。
糸島青年会議所の40周年記念式典の基調講演でした。青年会議所の男性陣は白ジャケットを着てテキパキと会場案内していました。青年会議所の紹介も行ってましたね。
油井さんは青いあのJAXAのツナギ(公式な制服)で、壇上に現れて、すんごい親しみやすい話し方で笑いながら講演を始めた。
ツイッターのことが、何回も話に出ました。この中で、ぼくのツイッターを見てくれているかた~~?と手をあげさせました。私も手をあげると「おお!見てくれている方がいた!嬉しいなぁ ありがとうございます!会えましたね!会いたかったです」と言っていた(笑)。
テーマである油井さんの「誇り」というのは、こうのとりでした。日本の技術、勤勉な日本人、日本の恵まれた環境、チームワーク、その集大成であるということ。こうのとりで運ばれた物資をキャプチャーして、命を永らえたことも、誇りであると言っていました。こうのとりの受け取りはかなりのプレッシャーだったという。そうですよね・・・・
さて本人にとって、こうのとり以外の誇りは何かと言うと、自分が宇宙飛行士として活動できていること。不安が自信に変わって、誇らしくなるということを説いていました。
大気が薄く、地球がはかない星であること。架け橋となれたこと。アメリカとロシアの架け橋のことですね。それが自分でも誇らしいことだと。そしてロシア語を習得してソユーズ打ち上げの際にロシア語でコミュニケーションを取ったこと。
難しかったのは船外活動の訓練で、膨らんだ船外服で手を結んだり開いたりするのが握力がなくなっていったこと、それで服を着替えてズボンのチャックを上げられず、あいたまま帰ったと言ってました。
質問者の小学生などには名前を聞いて、ヤマトくんとかマモルくんとかいろいろいて、「いい名前だね、お父さんお母さんがつけてくれたんだね。かっこいいね」とか「わあ!○○選手と一緒じゃん!いいな」とか言ってました。それもすごく自然な感じだったのです。来てくれてありがとうね、とか。
壁を乗り越える方法として、非常に役立つのは、自分が困っていることややろうとしていること、いま何かを成し遂げようとしていること、心配なことなど、内にとどめずに「口に出して(声に出して)」周囲に言うことだそう。恥ずかしいとか、知られたくないとかを理由に周りに言わないで、「やっぱり失敗しそうだからやめとこう」となるのが1番だめで、周りに知らせてやってみることが大事。そうすることで、周囲も手助けをしたくなるし、自分も自分の得意分野で他者を助けること、勇気付けるができるのだという。確かに、それはその通りだなぁ、と思います。
さらに、自分の誇りだけではなく、相手の誇りや文化も尊重してやり取りをすること。夢は月、そしてもっと向こう(火星?)に行きたいと話していました。あと、環境問題も放ってはおけない問題だということ。
講演の地のことをあまりに北九州、北九州いうのでみんなが「・・・糸島だよねぇ・・?」とザワザワしていたけど、そうじゃなかった。油井さんは北部九州という意図で「北九州」と表現したもよう。もう視野が広くて、九州の北側南側でとらえているのですね。さすが空から見る人の視点ですね・・・。
質疑応答で時計の質問が出たときに、奥さんの話も2回くらい出ました。時計は奥さんからのプレゼントと、ロシアから高級なもの(宇宙で狂わないために)支給されたものを2つつけたと。グリニッジ標準と日本とロシアに合わせたそう。奥さんからのプレゼントの電波時計は持って行きたくて持っていったが、宇宙では電波時計は効かない。しかも高い時計ではないからすぐに狂ったので手動であわせていた、らしいです。
あとは帰還して食べた料理で美味しかったのは?という質問で「奥さんの作ったから揚げ」という話で。そのときに奥さんがピザや寿司も用意していたらしく 「奥さんがぼくのこと大好きなんでしょうね、いっぱい料理を用意してくれていてどれも美味しかったですが・・・その中でも から揚げですかね」とサラっと言っていたけども、この、奥さんの自慢が2回というのは、油井さんが奥さんを好きで好きでそういう風に言うんだろうなっていう感じがありました。フフフ。
こうのとりとエジプトの2ショットのお気に入りの画像を出して、またツイッターの話をしてました(笑)。よっぽどツイッターが好きなのね!!ちょっとしたオフ会のような、オンラインでのやり取りがあってからこその会話というか。なんかこそばゆい感じがありました。
講演が終わって、ホールを出た場所に手紙を書けるコーナーが設置されていました。ライブのアンケートみたいです。
校内をぷらっとまわって、でも祝日なのでどこも開放されておらず、校内のコンビニエンスストアも閉まっていたから、ビッグオレンジからバスに乗って帰りました。
博多で少し歩きまわって疲れてJRに乗り、帰宅。相撲を観戦してメダカ観察ののち、シャワーを浴びてから19時過ぎにパソコンを開くと、油井さんがさっそく講演完了のツイートをしてました。しかも15時ごろの投稿でした。油井さん・・・早い!
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