にょ!

大相撲、カメラ、音楽、旅、暮らしなど。奇数月は 相撲ネタ多め。

    モヤモヤした日曜 【脳梗塞その後】

    5月に父親が脳梗塞で一時的に入院をした記事を書きました。

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    その後、リハビリの甲斐もあって普段どおりの生活を送れていたのですが、最近また発症しました。

    穏やかな日曜日。ちょっとまだ風邪が長引くなあと部屋で休んでいたところ、大分県の知らない病院からの突然の電話。「お父様が当院に運ばれました。長女様の携帯ですか。すぐに来れますか?ご家族の方にお越しいただきたいのですが」と言います。父親からの直接の電話ではないことからぼんやりと「ああ、もう今度こそだめかなぁ・・・」と不吉なことが頭をよぎりました。「これから色々検査をしますので、ご家族に説明が必要」とのこと。病院の名前、住所を確認し親戚にも連絡を入れました。

    病院へ

    隣の県の義弟の車に拾ってもらって乗せてもらい、妹と夫と4人で病院に向かいました。病院に向かう車の中で、そこで私は頭を抱えていました。
    その日、父親は、朝から東峰村のボランティアへ行っていたそうです。そこで受付をするときに様子がおかしいと。それで救急車で運ばれたそう。

    災害ボランティアで現地の手助けをしようとするのは、悪いことではないし、むしろそれは娘として誇らしいことです。
    しかし自身の病気のことを考えたら話は別。前回の発症でも言語障害が若干残って、今回だって うまく喋れていませんし、うまく文字が書けなくなりました。無理をしていけば、こうやって少しずつ少しずつ発症して悪化していく。そんな自分の健康状態を甘く見ていた(過信している)ことが原因なのだと思うのです。薬を服用していての発症ですので、少し効かなくなっている可能性もあるかもしれません。
    そういった自覚がない。

    残暑とはいえ、九州はまだこんなにも過酷な暑さ、現地でも浸水した家の畳み上げなど体力の要る作業をするつもりだったといいます。数年前に一度小さな脳梗塞が発生しているため、今回は三度目。実は当日の朝はやく、口がまめらなかったそう。なぜ朝一番にろれつが回らない時点で「今日はちょっとやめておこう、病院に行こう、仲間・家族に相談しよう」とならないのか。
    なぜお酒も摂生できないのか。「自分でちゃんと解ってる」と父は言います。違います。解ってないからこうなっているのです。もし次に何かあったとき、付随になったり、植物状態になったり、あるいは何らかの障がいが残る可能性が非常に高いのに。そんなつらい姿を周囲にも見せたくないはずなのに。

    病室で

    1時間以上車を走らせ、搬送先の病院へ向かうと、本人の容態はそこまで深刻な状態では無く、点滴を受けながらヘラヘラした(そうすることしかできなかったであろう)父親がそこにいました。
    みっともないですが、私は逆上してキレてしまいました。

    初めてのことなら私も「大変だったね」と言うでしょう。でも、もう何度目なんだと。病院から突然電話の入るこっちの身にもなってくれと。

    転院

    先生からは しばらく安静にして入院したほうが良いとのお話。父は仕事もあるしここは家から遠いからひとまず戻りたいといいます。そして前回かかった近所の病院へ車で転院することに。症状が起きてから1~2日の間に悪化することも多いため、救急の病院に車を走らせます。しかし転院先の医師の説明にも父はいちいち反論し、なかなか聞こうとはしません。薬は飲みたくない(増やしたくない)と頑固を通そうとします。そんな態度じゃ、先生も呆れますよね。なんのためにここに来ているの?と。

    予後

    大事にならなかったのは不幸中の幸いですが、本当に情けなかったです。東峰村現地のスタッフの皆さん、父の容態をおかしいと思って救急車を呼んでくださった方、本当に申し訳ないです。

    そして、いまもなお懲りてない父親に非常に腹が立っております。
    お酒も無茶もセーブできない父親を、どうしようもできない自分にも苛立ちます。きっとまた忘れた頃に無理をして、発症するのだと思うと、今後どういうスタンスで家族として支えていくべきなのか、自分たちではちょっと手に負えないのではないか・・・とさえ思います。

    そして 自分の体力や体調を踏まえずにボランティアに行く(結果倒れる)のであれば、それは本当の意味でのボランティアではないよなぁ・・・って。

    結局、今週 退院できることになったのですが、週末にはかねてからの宴会の予定があるらしく、参加すると言います。これにはさすがに開いた口がふさがりませんでした。私が言ってもぜんぜん効きません。ああーー 誰か父を叱って下さい。orz